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「論述問題を攻略するポイント」(その3)クライエントの問題点を抽出し記述する

 

🔹「キャリコンからみたクライエントの問題点」を適切に記述する方法

論述試験では、「クライエントの問題点を述べなさい」という設問が出題されます。


しかし、クライエントが話す悩み(来談目的)をそのまま書いてしまうと、表面的な分析になりがちです。

大切なのは、「なぜその悩みが生じているのか?」を深掘りし、キャリコンの視点で本当の課題(主訴)を明確にすること!

では、実際に「表面的な悩み」と「本当の問題(主訴)」をどのように整理し、記述すればよいのか?
今回は、新しい事例を用いて解説します!✨

 

🔹 事例:「就職活動がうまくいかない大学4年生(22歳・男性)」

🔹 状況

  • 大学4年生で、就職活動を続けているが、なかなか内定が出ない
  • これまで5社エントリーし、面接も受けたがすべて不採用
  • 「もっとエントリー数を増やさないと」と焦りを感じている
  • ただ、面接では緊張してしまい、うまく話せなかったことが多い
  • さらに、何をやりたいのか明確でないまま企業を選んでいる
  • 親からは「そろそろ内定を決めて安心させてほしい」と言われ、プレッシャーを感じている
  • 「早く決めなきゃ」という焦りがあり、とにかく片っ端から応募しようとしている

✅ 表面的な悩み(来談目的)

「内定が出ない。もっとエントリー数を増やさなきゃいけないのか?」

💡 → しかし、本当に「応募数の問題」なのか? それとも別の課題があるのか?を考える必要がある!

 

🔹「キャリコンからみたクライエントの問題点」の記述

試験で「問題点を述べよ」と問われた場合、以下のように整理すると、論理的でわかりやすく記述できます!✨

 

1️⃣ 自己理解の不足

「何をやりたいのか」が明確でないまま就職活動を進めており、自分に合った企業選びができていない。

過去の経験や強みを整理できておらず、自己PRや志望動機があいまいになっている。

 

2️⃣ 情報不足・視野の狭さ

「エントリー数を増やせば解決する」と考えており、選考の振り返りや改善策の検討ができていない。

自分に合った企業を選ぶための情報収集(業界研究・職種研究)が不足している。

 

3️⃣ 思考のクセ・心理的要因

親からのプレッシャーを受けており、内定を「とにかく早く決めること」を優先してしまっている。

「不採用=自分の能力不足」と捉え、ネガティブになりやすい傾向がある。

面接での緊張を「自分の性格のせい」と思い込んでおり、対策を講じる発想ができていない。

 

4️⃣ 行動の欠如

面接の失敗から何を学び、どのように改善すべきかを整理できていない。

自己分析や面接対策を十分に行わず、応募数を増やすことに意識が向いている。

 

 

🔹 追加視点:「対人関係の問題」

このクライエントの場合、直接的な人間関係のトラブルはないが、「親とのコミュニケーション不足」 という問題が隠れている可能性がある。

💡 → もし親の期待に過剰に影響を受けているなら、「親との関係・対話の不足」も問題点として挙げられる!

 

🔹 こうやって書くと、試験での記述がスムーズに!

このように、表面的な「来談目的」ではなく、「なぜそうなっているのか?」を考えて記述することが重要!

 

💡 試験での記述のコツ

 ✅ 「クライエントの発言をそのまま書く」のではなく、「なぜその悩みが生じているのか?」を考える!
「自己理解」「情報不足」「思考のクセ」「行動の欠如」に分けて整理すると、論理的にまとまる!
人間関係が大きな要因の場合、「対人関係の問題」を追加すると、より実践的な分析になる!

 

記述例:「キャリコンからみたクライエントの問題点」

1️⃣ 自己理解の不足
クライエントは自身の価値観や強み、興味のある職種についての自己理解が不足している。そのため、企業選びの基準が曖昧になっており、志望動機や自己PRが明確でないまま就職活動を進めている。

 

2️⃣ 情報不足・視野の狭さ
「応募数を増やせば内定が出る」と考えているが、選考の振り返りや自己分析が不足しているため、同じ失敗を繰り返す可能性がある。また、業界研究や職種研究が十分にできておらず、自分に適した仕事を見極められていない。

 

3️⃣ 思考のクセ・心理的要因
親からの「早く内定を決めてほしい」という期待を受け、「早く決めなければならない」という焦りが強くなっている。そのため、「自分に合った仕事を探す」よりも「とにかく内定をもらうこと」が目的化 してしまい、冷静な判断ができていない。

 

4️⃣ 行動の欠如
面接での不採用が続いているにも関わらず、その原因を振り返る時間が取れておらず、自己分析や面接対策を十分に行えていない。その結果、「応募数を増やすこと」に意識が向いてしまい、同じ失敗を繰り返すリスクが高い。

 

5️⃣(追加)対人関係の問題(親とのコミュニケーション不足)
親の期待を過剰に受け止め、プレッシャーになっているが、親と今後の働き方や就職活動の方針について十分に話し合えていない。そのため、「親の期待」ではなく「自分がどうしたいか?」という視点が欠けている。

 

🔹 こうやって記述すると、試験本番でも高評価が狙える!

このように、問題点を論理的に整理し、簡潔にまとめる ことで、試験での記述がスムーズになります!✨

 

💡 ✅ 記述のコツ!

 ✅ 簡潔に「何が問題か」を述べる
4つの視点+必要に応じて「対人関係の問題」を追加!
「問題点→なぜ問題なのか?」の流れで書く!

 

✨ まとめ

「内定が出ない」という悩みは、単に「エントリー数の問題」ではなく、「自己理解不足」「情報不足」「思考のクセ」などが関係している!


「自己理解・情報不足・思考のクセ・行動の欠如」の4つの視点で整理すると、論述試験でも書きやすい!


必要に応じて「対人関係の問題」も加えると、より実践的な分析になる!

 

「キャリコンからみたクライエントの問題点」は、4つの視点+対人関係で整理すると書きやすい!


試験では「簡潔・論理的」にまとめることが重要!


このフレームを活用して、論述試験の回答を磨こう!🔥

 

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論述問題を攻略するポイント(その2)「根本的な問題」を探る方法

今回はクライエントの本当の悩みを見抜く!「根本的な問題」を探る方法です

 

キャリアコンサルタントの論述試験では、クライエントの相談内容を整理し、問題点を明確にする力が求められます。

しかし、「来談目的=本当の問題」ではないことがほとんど。

 

クライエントが話す悩みは、表面的なもの にすぎず、本当の課題(主訴)は別にある ことが多いのです。

 

では、どうすれば「本当の問題」を見抜くことができるのか?

今回は、根本的な課題を探るための視点 を整理しました!✨

 

🔍 表面的な悩み(来談目的)と根本的な課題(主訴)の違い

クライエントが最初に話す悩みは、多くの場合「困っている状況」や「迷い」についてです。

 

しかし、それはあくまで表面的な悩みであり、「なぜその状況が生まれたのか?」を深掘りすることで、より本質的な課題が見えてきます。

 

📌 例えば…

🔹 「仕事を続けるべきか、夫についていくべきか迷っています」(来談目的)

🔹 「転職するべきか、このまま働き続けるべきか悩んでいます」(来談目的)

🔹 「正社員になりたいけど、自分に何ができるのかわかりません」(来談目的)

 

これらの相談を、そのまま「キャリアの悩み」として受け取ってしまうのはNG!

💡 「なぜそう考えているのか?」を深掘りすることで、より根本的な問題(主訴)が見えてきます。

 

🔹 本当の問題(主訴)を探る4つの視点

「なぜ?」を3回以上繰り返して深掘りする

クライエントの発言に対して「なぜ?」を繰り返すことで、より深い思考の層に到達し、根本的な課題が見えてきます。

 

📌 例:「転職すべきか悩んでいる」

🔹 「なぜ転職を考えているの?」

  ➡「職場の人間関係が良くないから…」

🔹 「なぜ人間関係が良くないと感じるの?」

  ➡「上司に評価されていないし、意見も聞いてもらえない…」

🔹 「なぜ評価されていないと感じるの?」

  ➡「今の仕事で成果を出せていないし、何が強みなのかもわからない…」

💡 → 表面的には「転職の相談」だけど、本当の問題は「自己評価の低さ」や「仕事の適性への不安」だった!

 

② クライエントが繰り返し口にする言葉(キーワード)に注目する

人は、本当に気になっていることを 無意識のうちに繰り返し話す ことが多いです。

クライエントの発言の中で 何度も出てくるキーワード は、本当の悩みのヒントになります!

 

📌 例:「初の女性課長になったが、夫の海外赴任で悩んでいる」

🔹「夫に申し訳ない」

🔹「夫が単身赴任したときに体調を崩した」

🔹「私が支えなければ…」

💡 →「夫についていくべきか」ではなく、「夫を支えなければならないと思い込んでいる」ことが問題かも?

 

✅ ポイント:「どの言葉を強調して話しているか?」をチェック!

 

③ 「◯◯すべき」「普通は◯◯」という思考のクセを見つける

「~すべき」「普通はこうするもの」という考え方の裏には、

✅ 思い込み(バイアス)

✅ 社会的な価値観の影響

✅ 周囲からのプレッシャー

が隠れていることが多いです。

 

📌 例:「親が正社員になれと言うので、正社員を目指すべきでしょうか?」

💡 →「親の期待に応えることが正しいのか?」という価値観に縛られている可能性!

ポイント:「誰のために?」「本当にそれしか選択肢がないのか?」を考える!

 

④ 選択肢を広げて考えられているか?をチェック

クライエントは、よく 「A or B」という二者択一の悩み方 をします。

しかし、実際には「AもBもやらない」「AとBの間の道を探る」など、選択肢はもっと広いはず!

📌 例:「仕事を辞めるべきか、夫についていくべきか?」

💡 → 本当に「辞める or ついていく」の2択しかないのか?

 

✅ 仕事を続けながら、夫をサポートする方法は?

✅ 夫のサポート体制を整えて、自分のキャリアを優先する方法は?

✅ 夫婦で改めて話し合い、別の選択肢を探ることはできる?

✅ ポイント:「他の選択肢を考えられていないか?」をチェック!

 

まとめ

✅ 「来談目的=本当の悩み」ではない! 表面的な悩みの奥に、本当の課題(主訴)がある!

✅ 「なぜ?」を3回以上繰り返して、根本的な原因を探る!

✅ クライエントの繰り返し発言、「◯◯すべき」という思考パターン、二者択一の悩みに注目!

✅ 選択肢を広げることで、より柔軟なキャリア支援ができる!

💡 「本当の問題は何か?」を見極める力をつけることで、論述試験の回答が格段に深まる!

 

表面的な悩みではなく、「なぜ?」を掘り下げて、クライエントの真の課題を見つける力を養いましょう!✨

 

論述問題を攻略するポイント「クライエントの本音”を見極めるコツ」(その1)

✨キャリアコンサルタント試験対策!論述問題を攻略するポイント✨

 

キャリアコンサルタント試験の論述問題に挑戦するとき、「クライエンの言いたかった事は何?」 「クライエントの問題点は何?」と迷うことはありませんか?

実際の試験では、クライエントの話を読み解き、本当の課題を見極める力が求められます。

しかし、「キャリアプランのゆらぎ」や「自己効力感の低下」など、表面的な分析で終わってしまうと、ありきたりな解答になりがちです。

また、本質を見逃してしまっているかもしれません。

そこで今日から何回かに分けて、論述問題を攻略するためのポイント を整理してみました!✨

🔹 1. まず「事実」と「クライエントの思考」を分けて整理する

論述問題を解くとき、クライエントの話をそのまま受け取ってしまうと、問題の本質が見えにくくなります。
そこで、事実」と「クライエントの思考・感情」を分けることが重要です

 

📌 事例:コロナ禍で不安を抱えるアパレル店員(26歳・男性)

   ※第20回キャリアコンサルタント論述試験(CC協議会)より

・アパレルブランドの契約社員として4年間働き、お客様に喜ばれることや売上への貢献にやりがい を感じている。
・しかし、コロナの影響で百貨店から撤退することが決定。

・会社の経営も厳しいと聞き、周囲では「退職を考えている」人もいる。
・その話を聞くうちに、「自分も転職したほうがいいのか?」と不安になってきた。

・同居する両親からは「安定した正社員になってほしい」と言われ、「やはり正社員にならなきゃいけないのか?」と迷い始めている。
・これまでずっとアパレル業界で働いてきたため、「正社員の仕事」と言われても、どんな仕事があるのかイメージが湧かない。
・さらに、「アパレル以外の仕事はわからない」「自分にできることがあるのか不安」 と感じている。

 

事実(客観的な状況)

  • 好きなブランドで契約社員として4年目
  • コロナの影響で百貨店撤退が決定
  • 会社の経営が厳しいらしい(※ただし、実際の状況は未確認)
  • 両親から「正社員で安定した仕事に就いてほしい」と言われている

 

クライエントの思考・感情

  • 「正社員にならなきゃいけないのかな(親の意見に影響を受けている)
  • 「他の人が辞めるらしいし、自分も転職したほうがいいのかも」(周囲の動きに流されやすい)
  • 「アパレル以外の仕事はわからない(情報不足)

 

💡 このクライエントの課題は?

「百貨店撤退=転職しなければならない」と決めつけているが、情報が不足している

「周囲が辞める」「親に言われた」など、他人の意見に流されやすい

「正社員にならなきゃ」と思っているが、何がしたいのか明確でない

アパレル以外の仕事に関する情報がなく、行動を起こせずにいる

このように、事実とクライエントの考えを切り分けることで、「本当に解決すべき課題」が見えてくる!

 

次回は「キャリアプランのゆらぎ」を題材に根本的な課題を探ります!!!

 

 

 

 

 

ロールプレイ試験で評価されるポイントとは?~本番で慌てないための面談のコツ~

キャリアコンサルタント試験のロールプレイは、「ちゃんと話を聴けるかな?」「何を質問すればいいんだろう?」と、不安に思う方も多いですよね。

 

でも、大丈夫!ロールプレイ試験で大切なのは、クライエントの気持ちに寄り添い、丁寧にお話を聴くことです。


今回は、試験本番で意識したいポイントや、面談の進め方のコツをやさしく解説していきます!

  1. ロールプレイ試験で大事なのは「クライエントとの向き合い方」

ロールプレイ試験では、「正しく話せるか」よりも、クライエントとどう関わるかが大切です。
評価されるポイントは、主にこの3つ!

クライエントのお話をしっかり聴けているか

相槌やうなずきが自然にできているか

クライエントの気持ちを受け止め、共感を示せているか

 

💡 ポイント:「それは○○というお気持ちなのですね」「とても悩んでいらっしゃるんですね」と、気持ちに寄り添う言葉を意識すると、クライエントが安心しやすくなります。

 

話の流れを整理し、クライエントの気づきを促せているか

クライエントのお話をまとめながら進められているか

クライエントが自分で考えられるよう、サポートできているか

 

💡 ポイント:「今のお話を整理すると、○○が一番の課題になっているようですね」と、ポイントをまとめて伝えると、クライエントの考えがクリアになります。

 

焦らず、落ち着いて関われているか

クライエントが話しやすい雰囲気をつくれているか

無理にアドバイスしようとせず、クライエントの気持ちを尊重できているか

 

💡 ポイント:「どんな選択肢がありそうですか?」と投げかけ、クライエント自身が考える時間を大切にしましょう。

  1. 試験本番で緊張しないためのコツ

ロールプレイ試験は、どうしても緊張してしまうもの。でも、ちょっとしたコツを知っておくだけで、落ち着いて進められますよ!

 

最初の印象を大事にしよう

入室時の「よろしくお願いします」の一言で、面談の雰囲気が決まります。
明るい表情で、ゆっくりハッキリ話すだけで、クライエントも安心します。

 

焦らず、ゆっくり話す

時間が限られていると、「早く次の質問をしなきゃ!」と焦ってしまいがち。
でも、クライエントの話を最後まで聴くことが一番大事です。

 

💡 ポイント:もし話が止まってしまったら、「今のお気持ちを、もう少し聞かせていただけますか?」と、やさしく促してみましょう。

 

クライエントとの対話に集中する

試験官の存在が気になってしまうかもしれませんが、試験官ではなく、目の前のクライエントとしっかり向き合うことが大切です。
「試験を受けている」ではなく、「相手の話を聴く時間」と思えば、自然とリラックスできますよ!

  1. まとめ:試験で大切なのは「うまく話すこと」ではなく「寄り添うこと」

ロールプレイ試験では、完璧に話せなくても大丈夫。
むしろ、「しっかり話を聴いてくれる」「丁寧に関わろうとしている」姿勢が評価されます。

 

💡 試験当日に意識したいこと
ゆっくり落ち着いて話を聴く
✅ クライエントの気持ちを大切にする
✅ 無理にアドバイスせず、クライエントが考える時間をつくる

 

面談は、クライエントが自分の答えを見つけるお手伝いをする場です。
「クライエントのために、ゆっくり聴こう」と思うと、不思議と緊張も和らぎますよ😊

試験対策を進めながら、自分らしい面談スタイルを見つけていきましょう!✨

「クライアントの発言を正確に伝え返す」ための3つのコツ

 

 

こんにちは!😊
キャリアコンサルタント試験のロールプレイでは、「クライアントの発言を正確に伝え返すこと」がとても重要なポイントになります。

これができていないと、


 ☑ 「クライアントが話した内容とズレた伝え返しをしてしまう」
 ☑ 「クライアントの本当の気持ちを理解できていないように見える」
 ☑ 「相談者がこの人、私の話をちゃんと聞いているのかな?と不信感を持つ」

…という状況になり、評価が下がる可能性があります💦

 

では、試験で高評価を得るためには、どのように「伝え返し」をすればよいのでしょうか?
今回は、「クライアントの発言を正確に伝え返すための3つのコツ」をお伝えします!✨

🔹 そもそも「伝え返し」とは?

「伝え返し」とは、クライアントが話したことを、そのままの内容で返すことです。

たとえば…


💬 クライアント:「転勤の打診を受けたんですが、家族が反対していて、どうしたらいいのか悩んでいます。」

このときの伝え返しの例👇
🔹 「転勤の打診を受けたけれど、ご家族が反対していて、どうしたらいいのか悩んでいらっしゃるんですね。」

大切なのは、自分の解釈を入れず、できるだけクライアントの言葉をそのまま返すことです。

🔹 クライアントの発言を正確に伝え返すための3つのコツ

  「オウム返し」を基本にする

 「オウム返し」とは、クライアントの発言をそのまま繰り返すことです。
 これは、「私はあなたの話をしっかり聞いていますよ」 というサインにもなります。

🔹 クライアントの発言:「仕事を続けるべきか、辞めるべきか迷っています。」


 伝え返し:「仕事を続けるか、辞めるかで迷っていらっしゃるんですね。」

ただし、単に同じ言葉を繰り返すだけではなく、適度に言葉を整えて自然な会話にすることがポイント!

 ✅  クライアントの「感情」にフォーカスする

言葉の内容だけでなく、「クライアントがどんな気持ちで話しているのか?」 も意識して伝え返すことが大切です。

🔹 クライアントの発言:「上司と合わなくて、毎日職場に行くのがつらいんです。」
 NG:「上司と合わなくて、職場に行くのがつらいんですね。」(情報の繰り返しのみ)
  OK:「上司との関係に悩んでいて、職場に行くのが負担になっているんですね。」(気持ちにフォーカス)

 クライアントは、自分の感情を理解してもらえたと感じると、より深く話をするようになります。

 ✅ 「要約」を取り入れ、クライアントの話を整理する

長く話された内容は、ポイントを押さえて要約し、伝え返すことで、クライアント自身が気づきを得ることがあります。

🔹 クライアントの発言:「今の仕事はやりがいがあるけど、給料が低くて将来が不安なんです。でも、転職して本当にやりたいことができるのかもわからなくて。だから転職するかどうか悩んでいます。」


  伝え返し:「今の仕事にはやりがいを感じているけれど、収入面に不安があるんですね。そして、転職すれば状況が良くなるのか分からず、決断できずにいるんですね。」

 要約すると、クライアント自身も**「あ、自分はこういうことで悩んでいたんだ」と整理しやすくなる** ので、効果的に活用しましょう!✨

 

🔹 伝え返しが不十分な例と改善例

試験で減点されやすい「伝え返し」のNG例を、改善例とともに見てみましょう!

クライアントの発言NGな伝え返しOKな伝え返し

 

 CL:「転職したいけど、家族が反対していて…。」

   ✘「転職について悩んでいるんですね。」(情報不足)

   ◯「転職を考えているけれど、ご家族が反対していて悩んでいるんですね。」(情報をしっかり伝え返す)

 

 CL:「毎日残業ばかりで、もう限界なんです。」

   ✘「残業が多いんですね。」(感情を無視)

   ◯「残業が続いていて、とても大変な思いをされているんですね。」(感情にフォーカス)

 

 CL:「やりたい仕事があるけど、未経験だから採用されるか不安で…。」

   ✘「未経験の仕事に挑戦したいんですね。」(不安な気持ちが抜けている)

   ◯「未経験の仕事に挑戦したいけれど、採用されるかどうか不安に感じているんですね。」(気持ちを反映)

🔹 まとめ🌟

キャリアコンサルティングのロールプレイでは、クライアントの発言を正確に伝え返すことが評価のポイントになります!

 

1. 「オウム返し」を基本にしつつ、言葉を整える
2. クライアントの「感情」にもフォーカスする
3. 長い話は要約し、ポイントを整理する

 

クライアントの話をしっかり受け止め、的確な伝え返しができるように練習していきましょう!✨

「迷っている」「悩んでいる」「困っている」「どうしたらいいかわからない」―― クライアントの言葉を正しく理解できていますか?

こんにちは!😊
前回のブログでは、「来談目的」と「主訴」の違いについてお話しました。


👉 「来談目的」と「主訴」の違い、ちゃんと理解できていますか?(前回記事はこちら)

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キャリアコンサルティングでは、クライアントがどんな言葉を使うのかをしっかり聞き分けることが大切です。
「来談目的」は面談の軸であり、正確に捉えられなければ、クライアントの真の課題に寄り添うことはできません。

 

今回は、その理解をさらに深めるために、「迷っている」「悩んでいる」「困っている」「どうしたらいいかわからない」 の違いを解説していきます!


試験のロールプレイでも、クライアントの言葉のニュアンスをしっかり把握し、適切な対応ができるようにしていきましょう!✨


🔹 クライアントの言葉で対応が変わる!

例えば、クライアントから次のような相談を受けたとします。

💬 「転勤の打診を受けたんですが…」

この一言だけでは、クライアントが本当に何を相談したいのかはわかりません。
そこで、次のような言葉の違いを意識することが重要になります。

 

「転勤するかどうか迷っている」(選択肢があって決められない)
「家族との関係に悩んでいる」(気持ちが重く、考え続けている)
「上司にどう伝えたらいいかわからず困っている」(具体的な問題がある)
「自分にとって何が最適かわからない」(解決策が見えず、途方に暮れている)

 

クライアントがどんな言葉を使うかによって、対応の仕方も変わってきます。
それでは、それぞれの違いを詳しく見ていきましょう!


🔹 「迷っている」「悩んでいる」「困っている」「どうしたらいいかわからない」の違い

言葉 意味 クライアントの状態
迷っている 選択肢があり、どちらを選ぶか決められない 判断に迷っているが、気持ちは比較的軽い 「転勤するかどうか迷っている」
悩んでいる 気持ちが重く、考え続けている 心理的負担が大きく、深く考え込んでいる 「家族が反対していて、どうすればいいか悩んでいる」
困っている 具体的な問題が発生し、対処に苦労している 現実的な課題に直面し、対応に困っている 「上司にどう伝えたらいいかわからず困っている」
どうしたらいいかわからない 解決策が見えず、途方に暮れている 問題が複雑で、何をすればいいか分からない 「転勤を受けるべきなのか、自分にとって何が最適かわからない」

🔹 例文で比較すると、こんなに違う!

💡 「仕事を辞めるかどうか」について考えている場合

 🔹 「仕事を辞めようか迷っている。」
 → 選択肢があるが、どれを選ぶべきか決められない。
 (転職する or しない、どちらもあり得る)

 🔹 「仕事を辞めるべきか悩んでいる。」
 → 心の中で深く考え続けており、精神的な負担が大きい。
 (仕事の人間関係がつらく、どうすべきかわからない)

 🔹 「仕事を辞めるか考えているけど、貯金が少なくて困っている。」
 → 具体的な問題があり、対処できずにいる。
 (辞めたい気持ちはあるが、お金がないという課題がある)

 🔹 「仕事を辞めたいけど、どうしたらいいかわからない。」
 → 解決策が見えず、途方に暮れている。
 (自分が何をしたいのか、どう進めばいいのかわからない)


🔹 試験で意識したいポイント

選択肢があって決められないなら → 「迷っている」
気持ちが重く、考え込んでいるなら → 「悩んでいる」
現実的な問題に直面し、対処できずにいるなら → 「困っている」
解決策がわからず、途方に暮れているなら → 「どうしたらいいかわからない」

 

キャリコン試験のロールプレイでは、
クライアントの言葉を正確に聞き取る力が求められます。

同じ「転職の相談」でも、
クライアントが「迷っている」のか「悩んでいる」のか、
「困っている」のか「どうしたらいいかわからない」のかで、
適切な対応が変わることを意識しましょう!


🔹 まとめ🌟

「来談目的」は相談のテーマ、最初に確認すること!
「主訴」は、より深い悩みや背景のこと。話を深めると見えてくる。
「迷っている・悩んでいる・困っている・どうしたらいいかわからない」も、それぞれ違う意味!

 

キャリアコンサルティングでは、クライアントの言葉の微妙な違いを正しく理解することが、より的確な支援につながります。

キャリコン試験対策としても、来談目的を正確に捉え、クライアントの本当の悩みに寄り添うスキルを磨いていきましょう!✨


📌 次回予告(続編テーマ例)
💡 「クライアントの発言を正確に伝え返すコツ」
💡 「ロールプレイで評価されるポイントとは?」

試験対策のヒントとして、ぜひ参考にしてくださいね!😊

「仕事をやめるべきか悩んでいる」と「仕事を続けるか辞めるか迷っている」の違いを理解していますか?

こんにちは!

今回は、キャリアコンサルタント試験対策として重要な「来談目的」の理解について解説します。

ロールプレイ(ロープレ)を何千回とフィードバックしてきた中で、試験を受ける方によく見られるのが、

「来談目的を正確に覚えていない」
「来談目的を自分の解釈で捉えている」
「来談目的を正確に掴めていない」

という問題です。

 

キャリアコンサルティングでは、来談目的に沿った面談ができているかどうかが非常に重要な評価ポイントになります。
試験においても、来談目的がぶれると減点につながる可能性があるため、正確に捉えることが求められます。

そこで、今回は「仕事をやめるべきか悩んでいる」と「仕事を続けるか辞めるか迷っている」の違いを理解し、試験でも実践できるようにしましょう!


🔹「仕事をやめるべきか悩んでいる」と「仕事を続けるか辞めるか迷っている」の違いとは?

この2つの表現、似ているようですが、相談者の心理状態や考え方のプロセスが異なります。

 

キャリコン試験のロールプレイでは、相談者の言葉を正確に把握し、来談目的を適切に伝え返すことが求められます。
それでは、具体的に見ていきましょう。


✅ ①「仕事をやめるべきか悩んでいる」(やめる方向で考え込んでいる)

📌 ニュアンス

  • 「辞める」ことを前提にして、深く考え込んでいる状態
  • 「やめるべきかどうか」を決められず、気持ちが重い
  • 迷っているというより、精神的に悩んでいる状態に近い

📌 例文での使い方

  • 「上司との人間関係がつらく、仕事をやめるべきか悩んでいる。」
  • 「体調が悪く、仕事を続けるのが厳しいので、やめるべきか悩んでいる。」
  • 「このまま働いても将来が見えないので、やめるべきか悩んでいる。」

📌 ポイント
「辞める」方向に気持ちが傾いている。
「本当に辞めていいのか?」と深く考え込んでいる。
心理的な負担が大きく、簡単に決断できない。

🔹 ロープレのポイント

  • 相談者の「悩みの深さ」に寄り添うことが重要。
  • 「辞めることが前提」となっているため、慎重な対応が求められる。
  • 「なぜ辞めたいのか」「辞めることで解決するのか」を明確にしながら進める。

✅ ②「仕事を続けるか辞めるか迷っている」(どちらにするか決められない)

📌 ニュアンス

  • 「辞める」「続ける」のどちらも選択肢として考えているが、決められない状態
  • 「悩んでいる」ほど精神的負担は大きくなく、どちらの選択肢も良し悪しがあるため、迷っている。
  • 優柔不断ではなく、慎重に考えている段階。

📌 例文での使い方

  • 「今の仕事に不満はないけれど、もっといい会社があるかもしれないので、仕事を続けるか辞めるか迷っている。」
  • 「残業が多くてつらいけれど、給料は良いので、仕事を続けるか辞めるか迷っている。」
  • 「転職先を探しながら、仕事を続けるか辞めるか迷っている。」

📌 ポイント
「辞める」「続ける」どちらも選択肢として考えている。
精神的な負担はそこまで大きくなく、決断できずに迷っているだけ。
まだ答えを出す段階には至っていない。

🔹 ロープレのポイント

  • 相談者の迷いを整理し、選択肢を明確にしてあげることが重要。
  • 「なぜ辞めたいのか」「続けるメリット・デメリット」を一緒に整理することで、相談者が判断しやすくなる。
  • キャリアアンカーや価値観を探る質問を入れると、より効果的な支援ができる。

🔹 まとめ:「悩んでいる」と「迷っている」の違いとは?

  仕事をやめるべきか悩んでいる 仕事を続けるか辞めるか迷っている
選択肢 「辞めるかどうか」 「辞める or 続ける」
気持ちの傾き 「辞める」方向に傾いている どちらも選択肢として考えている
精神的負担 重い(悩んでいる) 比較的軽い(迷っている)
考えていること 「辞めるのが正しい選択なのか?」 「続けるのと辞めるの、どっちがいい?」

🔹 キャリアコンサルティング試験での重要ポイント

キャリアコンサルタント試験のロールプレイでは、クライアントの言葉を正確に聞き取り、適切に伝え返すことが求められます。

 

相談者が「悩んでいる」のか、「迷っている」のかを正確に聞き分け、来談目的に沿った面談を行いましょう!

「仕事をやめるべきか悩んでいる」→ 辞める方向に傾いている、慎重に対応する

「仕事を続けるか辞めるか迷っている」→ どちらにするか整理をサポートする

この違いを意識しながらロールプレイに取り組めば、より適切なキャリア支援ができるようになります!✨

キャリコン試験対策として、しっかり言葉のニュアンスを掴んでいきましょう!😊

 

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